墨田区議会自由民主党議員団として、青森県弘前市へ行政視察に伺いました。初日は、駅前複合施設「ヒロロ(HIRORO)」内の公共空間「ヒロロスクエア」を視察しました。
元々は大手スーパーが核店舗だった商業ビルですが、一度は閉店。その後、民間ビルの中に市が機能を取り込む形で再生したこの施設には、墨田区の街づくりにも通じるヒントが詰まっていると感じました。

🏛️ 民間ビルを「買い取って」作る安定した公共空間
ヒロロスクエアの最大の特徴は、市が民間ビルの3階部分を「借りる」のではなく、「買い取った」点にあります。
Q(墨田区・議員): 民間ビルの一部を買い取って運用するメリットと、老朽化への対応はどう考えていますか?
A(弘前市・担当者): 買い取ることで、ビルの経営状況に左右されず、長期的に安定した公共サービスを提供できる基盤が確保できます。築30年が経過し老朽化は課題ですが、現在は民間側と協議しながら共用部分の改修などを進めています。
👶 「子育て・健康・交流・行政」の4つの柱を1フロアに
3階フロアには、市民が必要とする機能がコンパクトに集約されています。
- 子育て支援(駅前こどもの広場): 雪国ならではの切実なニーズに応えた、全天候型の広い遊び場。
- 行政エリア: 住民票の交付から、ハローワーク、さらには婚活支援まで同居。
- 健康エリア: 高齢者の介護予防トレーニングなどが可能。
- 交流エリア: 市民が自由に使えるイベントスペース。
以前の施設は住宅街の中にあり、「場所がわかりにくい」「中が見えなくて入りにくい」という課題があったそうです。ヒロロへの移転により、買い物ついでに立ち寄れる「見える化」が実現し、年間15万人以上が訪れるシンボルへと進化していました。利便性の追求こそが、利用率向上の鍵と感じています。
【視察を終えて】 駅前の商業施設内にこれほど大規模な公共スペースを、しかも「買い取り」で確保している決断には驚きました。「子育て世帯を孤立させない」という強い意志が、施設の至る所から伝わってきました。
墨田区においても、公共施設の再整備や駅周辺の街づくりが進んでいます。弘前市の「民間との共生」の形を、私たちの街にも活かせるよう検討してまいります!

